妊婦さんの「隠れ貧血」が増えている!?フェリチン不足について

女性の5人に1人は貧血だと言われています。
しかし、貧血の症状は我慢のできない痛みなどではなく、疲れやすかったり、めまい・立ちくらみがしたり、朝起きづらかったりとはっきりしたものではないことが多いため、自分が貧血だという自覚を持たない人も多いのです。
病院で検査をすれば分かるのですが、今、妊婦さんの間で検査をしても分からない隠れ貧血が増えていると言われています。

 

検査に表れない貧血とは・・・

貧血の検査は、腕などの静脈から血液を採取し、赤血球の数やヘモグロビンの量を調べて行います。
この数値が正常範囲より少ない状態が貧血です。
隠れ貧血とは、この検査の値は正常値の範囲内なのに貧血の症状が現れるというものです。
しかし、疲れやすかったり、朝起きづらかったりというのはただの怠け心だと思ってしまいがちなので隠れ貧血に気づく人は少ないのです。

 

フェリチンとは?

隠れ貧血に大きく関係しているのがフェリチンというものです。
フェリチンは体内に貯蔵されている鉄のことで、ヘモグロビンが少なくなるとここから補充をしてくれるのです。
そのため、検査の時のヘモグロビン値は正常でも、体内の鉄がほとんどないという状態になるのです。
しかし、通常の健康診断ではヘモグロビンの値は調べてもフェリチンの検査はしてくれません。
そのため見過ごされやすいのですが、貯蔵されている鉄がなくなると一気に貧血の症状が出てしまう恐れもあります。
特に妊婦さんの場合は多くの鉄が必要になるので、あらかじめフェリチンの値も調べておき、自分が隠れ貧血ではないかを知っておくことが大切になってくるのです。

 

妊娠前に鉄を貯めよう

妊娠すると赤ちゃんのために大量に鉄分が必要になります。
しかし、そうなってから鉄分をいっぱい摂取しようとしてもなかなか間に合いません。
そこで、妊娠を計画する時点で体内の鉄分も増やすように貯鉄をしておくことをおすすめします。
もちろん鉄分も大切ですが、鉄と同じような働きをするうえに赤ちゃんの正常な発育に役立つ葉酸も妊娠前から摂取しておくといいでしょう。
妊娠中に鉄を使いきってしまわないように、あらかじめ貧血や隠れ貧血を治しておきましょう。